ひとつひとつは難しくないのに、組み合わさると読めない漢字ってありますよね。「なんて読むんだっけ……?」と大事な場面で慌てないよう、漢字クイズで豆知識を増やしてみてはいかがでしょう。

『和蘭石竹』はなんて読む?

今回ご紹介する漢字は、「和蘭石竹」。5月になるとお花屋さんに並ぶ、あの花の和名です。
5月の第2日曜日には、感謝の言葉とともに「和蘭石竹」を贈る方も多いのではないでしょうか。
さて、みなさんは「和蘭石竹」が何か、わかりましたか?

画像: ftnews.jp
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正解は?

正解は、『オランダセキチク(カーネーションの和名)』でした。
セキチクは、中国原産のナデシコ科の花です。平安時代の和歌にも詠まれているくらい、古くから日本で親しまれてきました。一方、カーネーションは江戸時代にオランダから伝わりました。カーネーションも、セキチクと同じナデシコ科です。オランダ(和蘭)から来たセキチク(石竹)なので、「和蘭石竹」と呼ばれるようになりました。赤や白のイメージが強いカーネーションですが、オレンジ色や紫色のものもあるのだそう。カーネーションの和名は、ほかに「アンジャベル」「麝香撫子(じゃこうなでしこ)」など。

カーネーションといえば、母の日。母の日の文化は世界各地にありますが、時期は国によってまちまちです。日本の母の日も、最初は3月6日でした。母の日にカーネーションを贈るのは、母の日の由来となった方が、カーネーションを愛していたから。一般的に、お母さんが存命の場合は赤いカーネーションを贈り、亡くなっている場合は白いカーネーションを供えます。
南半球にあるオーストラリアの母の日も、日本と同じ5月。5月のオーストラリアは秋なので、母の日にはカーネーションの代わりに、菊を贈るのだそう。「母」と「菊」、どちらも英語では「マム(mum)」ですよね。

実のお母さん、義理のお母さん、お母さん代わりの大切な人……。年に1度の母の日、お母さんに和蘭石竹(カーネーション)を贈ってみては?

writer:umeko0512


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