メンヘラと言っても今は色々な意味がありますが、最近では情緒不安定だったり恋人に執着しすぎる人、好きな人のために常識外れなことをする人を「あの子メンヘラっぽい」と言ったりもしますよね。今回はちょっとお騒がせなメンヘラ女子たちの目撃談をお届けします!

忠犬……?

最初は筆者の職場の元同期の話です。

同期の女子ケイコ(仮名)は、同じく同期の男子ヒロ(仮名)のことが好きでしたが、ヒロには付き合っている彼女がいたので、ケイコの片思い状態でした。

ある日、仕事終わりに同期の仲間で飲みにいくことになります。ケイコを含むほとんどのメンバーは集合時間通りに集まって居酒屋に向かいましたが、ヒロは残業で少し遅れることに。そこで何を思ったのか、お店に入る時ケイコは「私ヒロが来るまで表で待ってるね」と言い出したのです。

季節は冬で外は極寒。「なんで?中で待ってようよ」と仲間の1人が言っても、「でも道が分からないとかわいそうだし……」と言うケイコ。「いや、スマホもあるし分かるでしょ(笑)」「分からなかったら電話してくるだろうし」とみんなは言いましたが、ケイコは外で待つの一点張り。おそらく、健気な姿をヒロに見せたかったのでしょう。

結局ケイコをその場に残して他のメンバーは先に入店しました。30分ほどたって、ヒロとケイコが到着。ケイコは寒そうに手を擦り合わせたりしていますがどこか嬉しそうでした。ヒロはその隣でなんともいえない表情……。

その後、ケイコがお手洗いに立った時にヒロが「ねぇケイコさすがに怖いんだけど……なんで外で立って待ってるの?」とボヤいていたことはもちろんケイコには秘密です。

全身ってどこ?!

2番目は筆者の大学時代のサークル仲間の話です。

そのサークルでは男女とても仲が良く、その分恋愛関係で揉めることもしばしばでした。中でも1番のトラブルメーカーはちょっとメンヘラ気味のリサ(仮名)。リサはサークル内にカオル(仮名)という男子のことが好きだったのですが、彼の気を引くために自身の身体の弱さを利用することが多く、正直周りもうんざりしていました。

リサには特に持病があるわけではなく、むしろ元気そのもの。カオルの前では「私あんまりたくさん食べられなくて……」と少食アピールをするくせに、実は結構大食いなことも多くの女子が知っていました。

ある日、カオルと仲がいい女子の1人が体調を崩してサークルを早めに切り上げて帰ることになりました。家がカオルと同じ方向だったため、「俺が送っていこうか」とカオルが言うと、さっきまで元気だったリサが急に黙り込んで体調が悪そうな様子に。おそらく、その女子をカオルに送らせたくなくて必死だったのでしょう。「どうしたの?」と問いかける周囲に、リサが言ったセリフは「なんだか全身が痛い……」。

「全身?!」「いや全身って……何?どこ?」と周囲はザワザワ。内心みんな呆れていましたし、さすがのカオルもリサを適当にあしらい、本当に体調の悪い女子のほうを送っていきました。

なんだかリサがかわいそうな気もしますが、明らかに嘘と分かるような体調不良アピールを日頃から繰り返していたので自業自得とも言えます。好きな人の気を引きたいあまりにドン引きされてしまっては意味ないですよね……。

いいから仕事して

最後は筆者の同級生から聞いた話です。

同級生は大学生のころファミレスでバイトしていました。高校生可の職場ということもあり、バイトのメンバーの年齢層はかなり低め。「男女関係でややこしいことになりそうだなぁ」と直感的に思ったそうです。

予想通り、高校生の男女を中心にさまざまな恋愛模様が繰り広げられますが、中でも強烈だったのがメンヘラ系の女子高生、ヒナノ(仮名)。当時はまだLINEが普及していなかったため、連絡手段はメールがメインでした。ヒナノはバイトで彼氏ができると「○○love.forever.vvv@」というふうにメルアドにその人の名前を入れてアピールし、バイトメンバーにも「メルアド変更しました♡」と通知します。

そこまではまだ「幸せなんだろうなぁ」という感じで良いのですが、問題はその後。ヒナノの彼氏がヒナノと別れ、別のバイトの女子と付き合うことになったのです。怒ったヒナノはまたメルアドを変更。なんと次は新しい彼女の名前を入れ「○○wakarero.kirai.kirai.daikirai@」にしたそう。

通知を受け取ったバイトメンバーたちもさすがにゾッとして「あの子はヤバイ」と距離を置きました。賢明な同級生は「なんでもいいから仕事してくれよ……」とツッコミたい気持ちを抑えながら、なるべく関わらないようにバイト生活を乗り切ったそうです。

まとめ

本人は必死なだけなのかもしれませんが、度を越すと周囲にトラブルを巻き起こしてしまうメンヘラ女子。特に恋愛が絡むと厄介ですよね。あなたの周りにはどんなメンヘラ女子がいますか?

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの

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