働きやすい仕事環境を作るためには、ストレスのない人間関係を構築することが最も重要です。特に上司にあたる人とはつかず離れずの距離感を保つことで、自身はもちろん同僚や後輩たちにとっても風通しの良い職場環境作りの近道に。これまでの上司との距離感を見直して、よりよい関係性を築いていきましょう。

【程よい距離の作り方①】気持ちよく挨拶した後、速やかに自席へ

上司に限らず、同じ環境で働く仕事仲間にはきちんと挨拶を。

「おはようございます」「おつかれさまでした」。必要最低限にはなりますが、たったこれだけでも十分です。相手からの挨拶を待つのではなく、自ら挨拶をするのがポイントです。

挨拶を返さない相手もいるかもしれませんが落ち込んだり、怒ったりせずに「感覚が違う人なんだ」と気持ちを切り替えてください。挨拶をした後は話しかけられる前に自席について仕事を始める準備に取りかかりましょう。

【程よい距離の作り方②】受動的ではなく能動的な働き方へ

上司との関係をリセットしたいと悩む理由の多くは、相手に「仕事を頼みやすい」「なにを言っても逆らわない」「刃向かってこない」と思われていることではないでしょうか。

そんな問題を抱えた時にまず見直したいのが自身も上司に依存していないかということです。上司からの指示を待って業務をするような仕事の仕方になっていませんか。

もしも思い当たる節がある場合は、上司からは「受動的」と評価され、いつまでも関係は変わることはありません。受動的な働き方から能動的な働き方に切り替えるにあたっては、自らに目標を設定してゴールするために突き進むことです。

やることを見つけると上司との関係はおのずと変わっていきます。

【程よい距離の作り方③】曖昧な返答や態度をしないようにする

上司との関係を再構築するにあたって、キャパオーバーなのに目の前にある仕事を後回りにしても頼まれごとを引き受けてしまうという習慣を断ち切ることです。

言葉でいうのは簡単ですが「それができていたら困っていないよ」って話ですよね。無理をして引き受ける前に、今手がけている仕事を後回しにしたら誰が困るのかも考えてみると冷静な判断ができるかもしれません。もしかしたら同僚や後輩かもしれませんし、取引先のお客様かもしれません。

もしはっきりと断れないようなら、「今、××さんと一緒に進めている●●の仕事をしていますが、それはどうすればいいですか?」と相談しましょう。または、ちょっと盛ってもいいので「明日の朝までにこの仕事を完了させないといけないので、その後でもいいですか」と判断を委ねるのも一案です。

「頼みやすい相手」から「仕事仲間」という見方を変えていく第一歩です。

【程よい距離の作り方④】同僚や部下(後輩)を頼る

上司があなたに頼りすぎるのは、誰にも頼らないでひとりで業務を抱えてしまう頑張り屋さんであることも考えられます。

「私が頑張ればなんとかなる」ではなく、仕事はいろんな人の知恵や力を借りることで二倍にも三倍にも素晴らしい成果が得られることの方が多いです。上司から見て「頑張る人」という評価ではなく、「その時々でチームやプロジェクトを組んで利益を生む人」という評価に変えていくためにも、同僚や部下(後輩)にしっかり頼りましょう。

頼られすぎている、距離が近すぎるからといって、上司を敵対視する必要はありません。大事なのは仕事のパートナーとして上司の見方を変えさせることです。働き方を見なおすことでストレスに感じていることが少しずつ緩和していくはずです。

無理をせずに、自分らしく。もしも一向に状況が好転しない場合には、環境を変えることを視野に入れてみましょう。

ftnコラムニスト:イチジクねえさん

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