ちょっと注意しただけですぐにパワハラと言われてしまう昨今。部下や後輩にパワハラと言われないように注意するには、一体どんな点に気を付ければ良いのでしょうか。今回は上手な叱り方についてご紹介します。

叱る時はタイミングと場所を確認してから

部下や後輩がミスをしてしまった時はその場ですぐに叱るのがベストですが、何も考えずに人前で叱るのはNG!相手が周りの目を気にしてしまうため、話が十分に伝わりません。

注意をしっかり聞き入れてもらいたいのであれば、叱る前にまずはタイミングと場所を確認することが大切。もし周囲に人がいる中ですぐに叱らなければいけない場合は、必要最低限の注意のみを伝えるようにしましょう。

まずは事情を聞く

叱るという行為は部下や後輩を育てる絶好のチャンス!

今後ミスをしないように解決策を導き出すには、まず起こったミスの内容を確認し、それがなぜ起こってしまったのか事情を聞くことが大切です。ただし「言い訳があるなら聞くけど?」「どうすればそうなるわけ?」と圧をかけるような聞き方はNGです。

「何かあった?」「理由を聞かせてもらってもいいかな?」と相手が言いやすいようにフォローしながら事情を確認していきましょう。

解決するための具体策を伝える

どんな事情があっても、ミスしたことに変わりはありません。

同じミスをまた繰り返さないためにも、どうしてミスをしたらいけないのか、今後はどういった点に注意すればいいのか解決策を伝えていきましょう。

その際、解決策はできるだけ具体的に伝えること!「ちゃんとして」「しっかりして」などの表現はその人によって基準が違うので使う際は注意してください。

最後にフォローを入れる

誰だって上司や先輩に叱られるとへこむものです。しかし、モチベーションが下がった状態で仕事を続けていると、時にさらなるミスを引き起こしてしまうことも…。

そういったことを防ぐためにも、叱った後はフォローを入れることが大切です。

ぜひ「私もそうだったから大丈夫だよ」「今度から気を付けよう!」などと声をかけて、部下や後輩のモチベーションを高めてあげましょう♩

叱る時に言ってはいけないこと

パワハラと受け取られないように相手を叱るのであれば、過去の失敗や人格の否定、他人と比べるような発言などを控えることも大事です。

事情を聞いた上でやってはいけない理由をしっかり伝え、具体的な解決策を提示する。これこそが上手な叱り方と言えます。

今後、部下や後輩を叱らなくてはいけない場面に遭遇した際は、ぜひ今回ご紹介した上手な叱り方を参考になさってみてくださいね。

ftnコラムニスト:なべび

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