整理整頓が上手な人というと几帳面なイメージがつきまといますが、実は性格的なものではなく、無駄を省く「センス」がある人のことを指しているような気がします。仕事のシーンや暮らしを豊かにするセンスのある人が“しない”ことをちょっと見てみましょう。

「ついで」が基本。頑張りすぎない

整理整頓が上手な人は「ついで」ができる人です。例えば掃除をするときには「●時になったら掃除をするんだ」と時間をいちいち決めないで、無意識レベルで整えていきます。

洗顔や歯みがきのついでに洗面所のお掃除、料理や洗い物のついでにキッチンのお掃除など、一気にやらずにちょこっと掃除。気合いを入れて掃除することは、爽快感よりも疲労感のほうが溜まることを知っているので、溜めないことを大切にしています。

ものを増やさない=暮らしのセンスが上がる

整理整頓が上手な人は、「いつか使う」の“いつか”は来ないということを知っています。「いつか使う」とコンビニエンスストアなどでもらった割り箸やスプーンを取っておいても、そのいつかは永遠にやってこないのです。

好きなものだけに囲まれているほうが気持ちも良く、センスのある暮らしへと繋がります。

やることを増やさない=明日できることは今日やらない

仕事でも暮らしの中でも、あれをしなければこれもしなければとTO DOリストを作りすぎると小さなストレスがどんどん大きくなって爆発してしまいます。

1日のなかでじっくりと打ち込んでできることを1つだけに決めて、机の上も今やるものだけの資料のみに。「あとは明日でもいいや」くらいの気持ちで、程よい“手抜き”ができる上に、一つのことに集中力が高まります。

真っ向勝負を仕掛けない

「整理整頓が苦手だけれど克服しないと」と真っ向勝負をする必要はありません。本当に整理整頓ができる人は“ちゃんとしよう”というよりも、“いかに手抜きをして楽しく続けられるか”を模索します。

「◎◎すべき」の発想を捨てることで、イライラしなくなり、モノや時間に追われない豊かな時間を手に入れることができます。

整理整頓が上手な人の頭の中をちょこっとだけ覗いてみましたが、一番重要な「しないこと」はストレスを溜めないこと、なのかもしれません。達成感よりも心地よさや爽快感を重視して今一度仕事の仕方や暮らしを見直してみませんか。

ftnコラムニスト:イチジクねえさん

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