マナーの本当の目的は、ルールを守ることではなく、相手を不快な気持ちにさせないことです。相手への気遣いを忘れなければ、自然と適切な振る舞いは見えてくるもの。今回は、そんな「マナーの本質」について考えさせられた友人の体験談をご紹介します。
完璧だったはずの会食
新入社員だった頃、初めて取引先との会食に参加した日のことです。
目上の人たちの前でかなり緊張していたものの、会話にも適度に参加し、失言や目立った失礼もなく、料理の取り分けや追加の注文にも気を配りました。
自分の中では「大きな失敗なく、なかなかうまくやれたはず」と満足していたのです。
上司からの意外な指摘
ところが会食後、取引先を見送った帰り道で上司に呼び止められ、「今日は一つだけ気になったことがあったな」と言われました。
会話の内容がいけなかった?
それとも、お酒の席で何か失礼があったのだろうか?
一気に緊張しながら、頭の中で必死に振り返りましたが、何が問題だったのか全く分かりません。
恐る恐る理由を聞くと、上司から帰ってきた言葉は「スマホ、ずっとテーブルに出していたよね」という意外なものでした。