これは筆者がジムで体験した出来事です。マシンの前で戸惑う高齢男性の様子が気になっていたのですが、思いがけない形で声をかけられ、自分の先入観に気づくことになりました。

なんとなく目に留まった人

ジムに行ったときのことです。
腹筋マシンの前で、70代くらいの男性が説明を読みながら周囲を見渡していたのです。

(使い方、分からないのかな……)

つい気になって、目で追ってしまいます。 余計なお世話だと思いつつも、どこか心配に感じていたのです。

今振り返ると、その時点で私は「自分の方が慣れている」という目線になっていました。

のんびり使ったマッサージチェア

筋トレを終えたあと、私はお気に入りのマッサージチェアへ向かいました。これが楽しみで通っていると言ってもいいくらいで、空いているのを見つけると迷わず座ります。

この日も運よく使うことができ、リクライニングを倒して、ぼんやりと目を閉じていました。

(そろそろ終わるかな)そんなふうに思いながら、ほぼ脱力状態です。

声をかけられて分かった“まさかの事実”

普段あまり使われていないこともあり、この日も何も気にせず使っていたのですが──。

右側に人の気配を感じました。

「すいません……」
声をかけられて目を開けると、先ほどの高齢男性が立っています。