子どもの送迎に仕事の準備。朝は毎日時間との戦いですよね。その日も慌ただしく家を出た筆者でしたが、外に出るとすぐ、思わぬ光景が目に飛び込んできました。焦りでいっぱいになる中、声をかけてくれたご近所さんの対応に救われて──。
忙しい朝に“まさかの敵”
燃えるゴミの日の朝でした。
子どもを保育園へ送る前に、いつものようにゴミをまとめて集積所へ出しに行きます。 まだ少し眠そうな息子を自転車に乗せ、「急がなきゃ」とバタバタしながら家を出ました。
保育園へ向かう途中、さっき通ったばかりのゴミ置き場が目に入ります。
その瞬間、私は思わず二度見しました。
カラスがゴミ袋をつつき、中身が道路に散乱していたのです。しかも、その袋には見覚えがありました。
(えっ、これ……、うちのゴミ!?)
胸がザワつきました。近くにはまだカラスがいて、こちらを気にする様子もなく漁っているのです。
(どうしよう)
このまま放置できないほど、ひどい状態です。
私は急いで家へ戻り、ほうきと新しいゴミ袋を抱えて再び集積所へ向かいました。
片付けながら、焦る気持ち
散らばったゴミを集め始めたものの、時計を見るたびに焦りが増していきます。
息子は「ママ~、行かないのぉ?」と服を引っ張ります。
「ママだって、早く行きたいよ!」
息子を保育園へ送ったあと、そのまま仕事へ向かわなければいけません。
(まずい、このままだと遅れるかも……)
とはいえ、自分の家のゴミです。途中でやめるわけにもいかず、半泣きになりそうな気持ちで片付けを続けました。
しかもカラスは完全に諦めたわけではないらしく、少し離れた電線からこちらをじっと見ています。
(わ! まだ狙ってる!?)
そんなことを考えながら、ほうきで散らばったゴミをかき集めていると──。