予定通りにいかなかっただけで、その日一日が“失敗”のように感じてしまうことはありませんか? 忙しい毎日の中では、ちょっとしたズレでも余裕をなくしてしまいますよね。父から聞いた“映画を観られなかった日”の話に、私は思わず考えさせられて──。今回は、筆者の父のエピソードをご紹介します。

その話をする父は、とても楽しそうでした。映画を観られなかったことよりも、その出来事自体が思い出になっている様子で、どこか嬉しそうにも見えました。

予定通りにいかなかった一日でも、誰と過ごすかでこんなにも印象が変わるのだと感じた出来事です。これからも父が大切な友人と、こうして笑い合える時間を重ねていけたらいいなと思いました。

父の話を聞いて感じたこと

せっかく準備をしたのに思った通りにいかないと、ストレスを感じがちな私たち。仕事や家庭のことで頭がいっぱいになり、予定が崩れるだけで余裕をなくしてしまうことも少なくありません。

でも、父の話を聞いて「予定通り進められたか」ではなく、「誰とどんな時間を過ごしたか」が、その日の印象を大きく変えるのだと感じました。

映画は観られなかったはずなのに、父にとっては“楽しい一日”としてシッカリ残っていたのです。

まさかのハプニングさえ笑い合える関係があること。うまくいかなかった出来事まで思い出に変えてしまえること。

父と友人Hさんの姿を見て、そんな“心の余白”の大切さを教わった気がします。

【体験者:70代男性、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。