筆者の話です。
誕生日の食事中、にぎやかな女子高生の様子に戸惑いを感じていました。
けれど、思いがけない『静かなお祝い』に触れて──。
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にぎやかな席

「にぎやかだな」
友人の誕生日に食事へ行きました。
事前に誕生日プランを予約し、店員に歌われるのは恥ずかしいので、ケーキだけ静かに出してもらうようお願いしていたのです。

店内は満席で、料理の香りと人の話し声が混ざり合い、にぎやかな空気に包まれていました。
メニュー豊富な食べ放題のお店。

向かいの席には女子高生のグループが座り、大きな声で笑い合っています。
グラスを片手に身を乗り出しながら話す様子に、落ち着いて過ごしたい自分との温度差を感じ、心のどこかで冷ややかな視線を向けてしまっていました。

募る違和感

楽しそうな笑い声が続き、会話の内容までは聞こえないものの、こちらの声が少し通りにくく感じます。
友人の言葉を聞き返す場面が増え、少しだけ会話が途切れる瞬間もありました。

フォークが皿に当たる音や、店員が料理を運ぶ足音に重なるように、明るい声が何度も響きます。
周囲を見渡すと、同じように食事を楽しむ人たちの姿がありました。

それでも、会話の途中で急に笑い声が大きくなる瞬間が何度かあり、そのたびに少し驚いてしまいます。
静かに食事をしたい気持ちとの間に、うまく言葉にできない引っかかりが残りました。
「もう少し静かにしてくれたら」という身勝手な不満が、胸の中に小さく芽生えていたのです。