姉に誘われて、子連れでコンサートに行ったときのことです。子どものいい経験になると思っていたものの、反応は想像とは違うものでした。そこで姉からかけられた一言に、思わずハッとして──。今回は、筆者が感じた子どもとのズレをお話しします。

いい経験になる?

姉の息子Yくん(小1)は音楽が好きで、よくコンサートに足を運んでいると聞きました。

そのコンサートはピアノやバイオリンの生演奏で、子ども向けの定番の歌や今人気の曲も演奏されるため、小さな子でも楽しめる内容とのことでした。

(せっかくだし、いい経験になるかも)
そう思い、うちも子どもたちを連れて参加することにしました。

向かう途中から見えた“温度差”

ところが当日の朝から、我が子は二人ともあまり乗り気ではない様子。

年中の息子は「Yくんと、公園で遊びたい」と言い出し、音楽どころではなさそうです。
「これから楽しいコンサートだよ」と声をかけながら、なんとか会場へ向かいました。

いざ始まっても、「早く終わらないかな」という発言に、こちらの気持ちがザワつきます。小1の娘も、いまいち楽しんでいない表情でした。

演奏者が近くまで来てくれる場面があり、Yくんは目を輝かせて大興奮。一方、息子は腕を組んだまましかめっ面でした。

(え、その態度はどうなの……)思わず焦りがこみ上げます。

うまくいかない時間に、募る気持ち

(いい経験になると思ったのに)
(せっかくお金を払って来たのに)
そんな思いばかりが浮かび、落ち着きません。

楽しんでほしいと思って連れてきたのに、その場の空気にうまく乗れない子どもたちを見ていると、演奏者や姉にどこか申し訳ない気持ちにもなります。

周りの様子と比べてしまい、余計に落ち着かなくなっていました。