両親の老後、子どもの立場としてどう面倒を見るか頭を悩ませる問題ですよね。特にきょうだいがいると、誰がその役割を担うのかが重要です。
今回は、筆者の友人が体験した“両親の老後問題”に関するエピソードを紹介します。
今回は、筆者の友人が体験した“両親の老後問題”に関するエピソードを紹介します。
両親の面倒を見るのは娘の私ばかり
私は仕事の合間を縫って、少しずつ実家の両親の病院付き添いや掃除、さまざまな手続きなどをしています。何不自由なく育ててくれた両親に感謝しているのはもちろん、だんだんと老いてきた両親の手助けをしたいと思うからです。
しかし、私よりも実家の近くに住んでいる兄は「仕事が忙しい」を理由に、一切ノータッチ。
それならば、せめて費用面だけでも……と思って何度も連絡をしますが、まったく取り合ってくれません。
何もしなかった兄が「俺は長男」と言い始める
体が動かなくなってきた母の面倒をたびたび見ていた私ですが、私生活や仕事、通いでの介護に限界を感じ、意を決して母を施設へ。もちろん、手続きなどもすべて私が担いました。
父は母を施設に入れることに関して文句は言わないものの、手も口も出しませんでした。
母がいなくなった後も、父が心配でたびたび実家へ。父はまだまだ元気ですが、母のように今後について考えなければならない時期もそう遠くありません。そう思った私は、今後について話し合いの場を設けたいと父に提案し、兄を呼び出してもらうことにしました。
久しぶりに実家へやって来た兄は開口一番「俺は長男だし、長男としてこの家を継ぎたい」と言いだしたのです。
実家は土地が広く、数年前にリフォームをして比較的家もきれいな状態。財産としてこの家と土地が欲しいのだろうと、ピンときました。今まで何もしなかったくせにと腹が立った私は、兄に言い返そうとしたとき、父が口を開いたのです――。