筆者の兄は高校教師。「女優になりたい」と言った生徒に、「いいじゃないか」と賛成しました。周りに反対されてきた彼女にとって、その言葉は特別でした。数年後、その言葉が思いがけない形で実を結んだのです。

まさかの展開

それから数年後。
その生徒は、本当に舞台女優になったのです。

さらにある日、私のもとに彼女の舞台公演のチケットが届きました。
まさかのご招待。
私は娘を連れて観に行きました。
素晴らしい公演で、大変感動しました。

終演後、楽屋に挨拶に行くと、彼女は少し照れながらこう言いました。
「先生があのとき“がんばれ”って言って応援してくれたこと、すごくうれしかったんです!」

たった一言の力

特別なことをしたつもりはありません。
ただ思ったことを、そのまま言っただけです。
でも、その一言が誰かの背中を押すこともあるんだなと思いました。
正しいかどうかよりも、夢を応援する人がいること。
それだけで、人は少し前に進めるのかもしれません。

【体験者:50代・男性 公務員 回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒヤリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。