筆者の話です。
ゴールデンウイーク中の買い物で混雑にうんざりしていたときのこと。
ふと目に入った光景の、見え方が変わっていきます。
ゴールデンウイーク中の買い物で混雑にうんざりしていたときのこと。
ふと目に入った光景の、見え方が変わっていきます。
気づいた姿
ふと視線を上げたとき、レジの内側で忙しく動く店員さんたちの姿が目に入りました。
商品を次々とスキャンし、袋詰めを手伝い、次の人へと声をかけていきます。
「こちらへどうぞ」
短い言葉を交わしながら、途切れることなく動き続けていました。
その動きは慌ただしいのに、どこか整っていて、流れを止めないように工夫されているのが伝わってきます。
並んでいる側からは見えにくかった部分が、ふとした瞬間に目に入ったのです。
慌ただしいはずなのに、流れは止まっていません。
そのとき初めて「この人たちがいるから、この混雑も回っているのかもしれない」と思いました。
同じ立場
会計を終えて店を出たあとも、その光景が頭に残っていました。
ゴールデンウイーク中も仕事の私は、同じように働いている人たちを見るたび、心の中でそっと思うのです。
「頑張ってますよね、私たち」と。
同じ時間に働いている誰かがいると気づくだけで、気持ちが軽くなるように感じました。
あの日の混雑は変わらなかったけれど、少しだけ違う気持ちで列に並べるような気がしています。
【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。