大学進学を機に上京し、友人たちと初めて訪れた渋谷で、想像以上の人の多さに圧倒された出来事を描いた筆者の経験です。

初めての東京生活

大学進学をきっかけに上京した私。
それまで暮らしていた場所とはまったく違う景色や空気に、毎日が新鮮で、少し緊張しながらもどこか浮き足立っていた頃です。
大学はそれぞれ別でしたが、高校時代の友人も同じように上京していて、入学式が終わって間もない4月の日曜日、久しぶりにみんなで集まることになりました。

初めての渋谷へ

行き先は渋谷。
全員にとって、人生で初めて訪れる場所でした。駅を出て、あの有名なスクランブル交差点へ向かいます。
「テレビで見たことあるよね」と話しながら歩いていましたが、実際に目の前に広がった光景は、想像をはるかに超えていました。

人の波に立ち尽くす

視界いっぱいに広がるのは、とにかく人、人、人。
信号が青に変わると、一斉に人の波が動き出し、四方八方から人が歩いていきます。
その迫力に圧倒されて、私たちは流れに乗ることもできず、思わずその場に立ち尽くしてしまいました。どこを見ても人がいて、どこへ進めばいいのかもわからない。まるで別の世界に迷い込んだような感覚でした。