春の陽気に誘われ、お花見の計画を立てるのも楽しい季節ですね。大勢が集まる場での振る舞いには、その人のセンスがキラリと光るもの。でも、本当の「気配り」は意外なところに隠れているのかもしれません。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。
華やかな持ち寄り料理
毎年4月、私たちの部署では会社の近くの公園でお花見をするのが恒例になっています。
メンバーが女性ばかりということもあり、持ち寄る料理には自然とみんな気合いが入ります。
今年もレジャーシートの上には、予約困難なお店のオードブルや、デパ地下の色鮮やかなデリサラダ、人気のパン屋のキッシュなどが所狭しと並びました。
蓋が開くたびに「わあ!」と歓声が上がる、小さなビュッフェのような華やかさ。
誰が一番センスの良いものを持ってくるか、どこか競い合うような空気さえ漂っていました。
思わぬハプニング
ところが、お花見が中盤に差し掛かった頃のこと。
突然強い風が吹き抜け、誰かのコップが倒れてシートの上に飲み物がこぼれてしまいました。
「大変!」「ティッシュない?」
慌てて手荷物を探りますが、私たちの指先はいつの間にかデリの油やタレでベタベタ。
用意していたお洒落な紙ナプキンでは太刀打ちできず、せっかくの楽しい空気が一変、みんなが右往左往していたその時です。