筆者が役所の総合受付で見かけた、車椅子の高齢男性と金髪ピアスの若者。付き添いの孫だと思っていたのですが、実は思いもよらない関係でした。さりげない優しさと、思い込みに気づかされた出来事です。

すると高齢の男性は、にこやかにこう答えたのです。
「知らん人や」
……え?
一瞬、耳を疑いました。
「入り口でウロウロしてたら、車椅子を押してここまで連れてきてくれたんや」

見た目ではわからないこと

さっきまで「優しいお孫さんだな」と思っていた人は、実はただの通りすがりの人だったようです。
金髪にピアスの、ちょっと派手な若者は車椅子を押して役所の中まで連れてきて、受付で用件まで聞いてあげて、細やかな気配りのできる優しい人でした。
人を見た目で判断してはいけない。そんな当たり前のことを、改めて教えられた気がしました。

【体験者:50代・筆者 回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒヤリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。