昔ながらの頑固親父だった筆者の父。里帰り出産をきっかけに、初めて赤ちゃんの世話を間近で見ることになりました。哺乳瓶や紙おむつに驚く父が、ふと母に投げた一言。母の返答に父は思わず沈黙します。ちょっと笑えて、時代の変化も感じた出来事です。

頑固親父と赤ちゃん

私の父は、いわゆる昔ながらの頑固親父です。
家事はほとんど母任せ。「男は外で働くもの」という考えが、しっかり根付いている人でした。

そんな父でしたが、私が里帰り出産をしたことで、思いがけず赤ちゃんとの生活を目の当たりにすることになりました。

珍しそうに、哺乳瓶や紙おむつを手に取りながら言いました。
「ほう……こんなん使うんか」
「へぇ、便利やなぁ」

いちいち驚く父の“育児見学”

父はその後も、赤ちゃん用品を一つ一つ、まるで未知の道具でも見るかのように熱心に観察していました。
そのうち父は、ふと思い出したように母に聞きました。
「うちの子どもたちのときも、こんなんしてたんか? 全然覚えてないなぁ……」
と首をかしげました。