何気なく口にした言葉が、思いがけず誰かに影響を与えているかもしれないと考えたことはありますか。特に子どもは、想像以上に大人の会話をよく聞いているものです。今回は筆者の友人S美が体験した、大人の発言に影響された子どもにまつわるエピソードをご紹介します。
小学校でできた最初のお友達
S美は30代で、小学2年生の娘R子を育てています。入学して間もない頃、R子に最初にできた友達がY奈でした。はきはきとして明るく、整った顔立ちの女の子で、R子とすぐに打ち解けたそうです。
楽しく過ごす日々の中で、R子はいつも一人で静かに座っているE子の存在に気づきます。勇気を出して話しかけるようになり、少しずつ会話も増えていきました。その話を聞き、S美は娘の優しさをうれしく思っていました。
小さな子どもの大きな衝撃の一言
ある日、R子がY奈を家に招くことになりました。そこでR子が「E子ちゃんも誘っていい?」と提案したところ、Y奈が思いがけない言葉を口にします。「顔のランクが低い子はお友達になれないから嫌だ」と言ったのです。
R子にはその意味が理解できませんでした。その日は結局、二人だけで遊ぶことになります。その話を聞いたS美も耳を疑いました。まだ幼い子どもが、なぜそんな基準で友達を選ぶのか疑問に感じたからです。