社会人にとって、毎日のランチタイムは貴重な息抜きの時間です。中には、仕事とプライベートをきっちり分けて「ひとりの時間」を大切にする方も増えてきていますよね。今回は、筆者の友人のエピソードをご紹介します。

ひとり時間至上主義

長年、職場のランチはひとりで過ごすのが私の流儀でした。

もともと馴れ合いが好きではなく、人と話すのも得意ではありません。
ほかの同僚のように、貴重な休憩時間をとりとめのないおしゃべりに使うのは、どこか無駄に感じていたのです。

イヤホンをつけ、お弁当を黙々と食べるのが私の定番スタイル。
「仕事さえ完璧にこなしていれば、それでいい」
本気でそう思っていました。

完璧なはずの提案が、なぜか届かないもどかしさ

そんな私の自信が揺らいだのは、半年前の大型プロジェクトでした。

最新システムを駆使した効率化案。
時間をかけて練り上げ、自信もありました。
けれど、先方の老舗メーカーの反応は鈍いまま。

「検討します」という煮え切らない回答が繰り返される日々。
残業し、資料をどれだけブラッシュアップしても、拒絶される理由が全く分からない……。

行き詰まり、デスクで深くため息をつく私に「たまには外で食べようよ」と声をかけてくれたのは、いつも明るい同僚のA子でした。