友人の何気ない一言に、戸惑ったことはありませんか。妊活中だった趣味仲間から告げられた言葉が、私たちの距離を少し変えました。今回は、すれ違いの時間を経て再びつながった、筆者の体験をご紹介します。
共通の趣味
私が30代半ばだった頃、趣味を通じて同い年の女性と知り合いました。
結婚してから長く妊活を続けていて、その期間は8年ほどになると話してくれた彼女。一方の私はというと、まだ独身で、婚活中。同じ30代でも、置かれた状況はどこか遠く離れているように感じました。
それでも、趣味の話を重ねるうちに、自然と仲良くなりました。
戸惑ったあの一言
時間がたっても、友人から妊娠の報告はありません。
私の結婚が決まり、彼女に知らせたとき、思いがけない言葉が──。
「先に妊娠しないでね」
冗談のような口調でしたが、一瞬、言葉に詰まった私。笑いながらも、どう受け止めればいいのか迷いました。
冗談として流すべきなのか、それとも本音がにじんでいるのか。その境界線にあるような言葉の重みに戸惑ったことを覚えています。
すれ違ったまま
結婚式には来てくれたものの、その後、私の妊娠が分かると、自然と連絡を取らない期間が増えていきました。
私は必死で子育てと向き合う毎日。余裕のないまま、気づけば月日が流れていました。
ときどき、ふと彼女のことを思い出しました。
元気にしているだろうか、と。
けれど、自分から連絡をする勇気はありません。
私の幸せが彼女を傷つけてしまうのではないか。そう思うと、何をきっかけに言葉を交わせばいいのか、分からなかったのです。