ママ世代が小中学生の頃と比べて、不登校の認識は大きく変わりました。今は、不登校は誰にでも起こり得ることであり、決して特別なことではなくなっています。とはいえ、親は我が子が学校に行けなくなれば心配ですし、将来についても心配するものです。今回は、筆者の知人・A子とその娘・B子が不登校時代を乗り越えて実感した、親子の絆が感じられるエピソードを紹介します。
娘が不登校になったが、理由は分からない
A子は小中学生の不登校が増えていることは知っていたものの、まさか自分の娘・B子が不登校になるとは思っていませんでした。
「どうして? 何かあったの?」
A子はB子に理由を聞いたものの、答えてくれません。
「何もないなら学校には行ってほしい」
「いじめられているの?」
焦りと親としての責任感から、感情的になってしまうことも。そんな母に対し、B子も
「お母さんには関係ない」
「最近は不登校も多いし、別にふつうのこと」とぶっきらぼうに返すだけ。
理想と現実の間で、A子の心は激しく葛藤していました。
通信制高校への進学と、1年半越しの告白
それから1年半。自宅で過ごし続けたB子は、自分で見つけた通信制高校への進学を決めました。
毎日登校する必要がないスタイルの学校のため、A子にとって、娘の心境の変化を感じることがないまま、夏を迎えました。