最近は、スマートフォンを使って理想のスタイルを気軽に見つけられる時代になりました。美容の流行も目まぐるしく変わりますが、自分に似合うものを探すのはワクワクする時間ですよね。今回は、美容師の友人の興味深いエピソードをお届けします。
理想のイメージ
私は都内のサロンで働く美容師です。
お客様が美容師にオーダーされる際、「こんな風になりたい」とイメージ写真を見せてくださることがあります。
実はあれ、美容師にとってもありがたいものなのです。
言葉にするのが難しいニュアンスも、写真があればお客様と共有しやすいですし、ゴールも具体的になります。
最高に似合う形にしたいとハサミを持つ手にも力が入り、お客様と一緒にワクワクできる、プロとして大切な時間です。
画面の中にしか存在しない魔法
けれど最近、少し困っていることがあります。
それは、持ち込まれる写真の多くが、加工アプリで完璧に補正されていることです。
AIを使われるお客様も増え、輪郭だけでなく、髪のボリュームや束感、色味までもが、現実にはあり得ない質感で表現されていることも増えました。
画面の中の「理想の姿」はどれも溜息が出るほど完璧なのですが、そこにはプロの技術でも再現不可能な、デジタルの魔法がふんだんにかけられているのです。