お子さんを連れて出かけるのは大変ですよね。多くの人たちが子連れのママさんの大変さを理解しているものの、どのような振る舞いでも許せるわけではありません。今回は、筆者の知人で介護士のA子が、仕事中に利用者さんのお子さんを半ば強引に預けられた時のエピソードをご紹介します。
施設長に相談をしに来た利用者さんに困惑
A子は高齢者施設で介護士として働いています。ある利用者さんのお孫さん・B子が施設長への相談と面会を理由に施設に訪れました。
B子は小学1年生か年長くらいのお子さんと一緒でしたが、お子さんを入居者向けのフリースペースの椅子に座らせ「介護士さんの言うことを聞くのよ」と言って、施設長が待つ事務所へ入っていきました。
フリースペースに介護士は自分しかおらず、「介護士さん」とは自分のことなのは明らか……。しかし、A子の仕事は入居者のケアであり、入居者のご家族の子どものケアでありません。
他人から見ると、A子の姿はまったりと仕事をしていたように見えたのかもしえません。しかし実際は、おやつの片付けをしながら事故防止のために利用者に目を光らせ、次にすべき仕事の段取りをしており、頭はフル回転。また、入居者からサポートのお願いなどで呼ばれることも多くあります。
その上、万が一お子さんに怪我があった場合の責任も持てず、見守りを行うことは現実的に不可能です。しかし、A子が悩む暇もなく、B子は事務所に入って行ってしまいました。
お子さんは好奇心旺盛で、テーブルに置いてあるものを勝手にさわったり、ふらふらと歩き回ったりして、仕事どころではなくなってしまいました。