これは、筆者が父と学校の懇談会に参加したときのこと。母の代わりに父と参加することになった、学校の懇談会。慣れない場に戸惑いながらも、私は父の様子を気にかけていました。しかし会が進むにつれ、普段は見せない父の意外な一面に触れることに。何気ない出来事をきっかけに、父への見方が少しずつ変わっていく心の変化を描いたエピソードです。

緊張しながら向かった懇談会

これは、私が父と一緒に学校の懇談会に参加したときの話です。
普段は母と出席している懇談会ですが、今回は母の仕事が長引き、急遽父に付き添ってもらうことになりました。
正直、父はこうした場に慣れていないので、私は内心ハラハラしながら少し心配していました。
会場に入ると、クラスの親たちがすでに座っていたので、私は父に小声で「静かにね」と伝えました。
しかし、父の顔は少し楽しそうで、何やら興味津々といった表情でした。

予想外の発言に場がざわつく

懇談会が始まり、担任の先生が授業内容や子どもたちの様子を説明しているときのことです。
父は私の耳元で「質問していい?」と言い、突然手を挙げました。
止める間もなく、父は「子どもが授業で困ったとき、家庭でどんな支援が望ましいですか?」と大きな声で質問したのです。
会場が一瞬静まり返り、私は注目を浴びているのを感じて顔から火が出そうになりました。
普段の父は口数が少なく控えめな性格だと思っていたので、この積極的な姿勢に驚くと同時に、一生懸命に私をサポートしようとする姿が少し誇らしい気持ちも芽生えました。