無関心
私が心配だったのは、10日ほどの入院期間中の子どものこと。
元夫はあてにできなかったため、仕方なく地方に住む母にお願いし、子ども達のことをお願いしました。
退院後、母にお礼を言うと「あなた、これからのことをちゃんと考えた方が良いわよ」と一言。
母曰く、夫は私のことを心配する様子もなく、子ども達のことにもノータッチだったとか。
母には「ありがとうございます」「迷惑かけてすみません」と言ったそうですが、あまりの無関心さに母も呆れかえっていました。
家事や育児のことなら何とか我慢できましたが、家族の一大事に知らん顔するのはどうなんだろうと私は真剣に考えたのです。
離婚
子ども達のことを考えると、離婚は経済的にリスクがありましたが、私は退院後から体調と相談しつつ、仕事を始めることにしました。「いつか自立する」という強い決意が、闘病中の私を支えてくれたのです。
そしてようやく昨年離婚が成立。
元夫は親権も全く争う様子はなく、財産分与や養育費の支払いもすんなり受け入れました。
まるで清々したと言わんばかりの顔を見た時、私は「もっと早く決めればよかった」「躊躇っていた期間がもったいない!」と後悔の念がよぎりましたが、それ以上に、ようやく重荷を下ろせたという安堵感が勝りました。
子ども達も父親への気持ちは全くなく、会いたいとも言いません。
静かで穏やかな今の生活を大切にしてくれています。
【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2026年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:RIE.K
国文科を卒業しOLをしていたが、父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。