親戚のおばさんとの何気ない会話で、驚いたつもりの一言が思わぬ形で返ってきました。
その場は穏やかだったのに、あとから胸に残った違和感とは──
思わぬ本音
「それ、腹が立つんよね」
少し間を置いて、おばさんは静かにそう言いました。
続けて「今の若い子はすぐ『えー、うそ!』って言うよね」と、責めるでもなく、困ったように話し始めます。
うそだと言われているつもりはなくても、話している側は「そんなわけないやん」と否定されたように感じることがある。
せっかく話したり、教えたりしているのに、返ってくる言葉が「うそ」だと、突き放された気持ちになって寂しい。
その説明を聞いた瞬間、私はドキッとしました。
驚きのつもりの一言が、相手にはまったく違う意味で届いていたことに、初めて気づいたのです。
その後の変化
それ以来、驚いたときの返し方を意識するようになりました。
「ほんと?」「そうなんだ」と言い換えるだけで、会話が柔らかく続く場面があります。
もちろん、受け取り方は人それぞれです。
おばさんの場合はそう感じた、という前提も忘れないようにしています。
それでも、何気なく使っていた言葉が、誰かを遠ざけてしまうことがあると知れたのは大きな学びでした。
相手との距離を縮めるための言葉なのか、無意識に線を引いてしまう言葉なのか。
その違いを意識しながら、言葉は大切に扱いたいと感じた出来事でした。
【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。