夫婦には夫婦にしか分からない絆が生まれるものです。しかしそれは、お互いを思いやるからこそ強く結ばれるもので……。
今回は筆者の友人A子さんのお話をご紹介します。

イヤイヤ期の子を育てながら、家事するの本当に大変

2歳のイヤイヤ期の息子がいるA子さんは、毎日息子のイヤイヤに疲弊していました。
それだけではなく、家事を一切しない夫の小言がストレスで仕方がありません。

掃除のやり方が悪い、窓が汚れてる、味付けが好きじゃないと言いたい放題の夫。
ある時、ついに限界に達したA子さんは、

「イヤイヤ期の子を見ながら家事するの、どれだけ大変か分かる!?」

そう夫に泣きながら訴えたのです。ところが……

寄り添う欠片も無い夫の言葉に、ただただ愕然

「他所の専業主婦は子育てしながらでもちゃんと家事してる。お前は子育てすらまともに出来ない」
「俺の稼ぎで生きてるくせに、調子に乗るな」

夫はA子さんに寄り添うこと無く、笑いながら言いました。
この言葉と夫の態度を目の当たりにして、A子さんの中で何かが切れてしまいました。

そしてA子さんは、夫の繁忙期に合わせて、静かに「自分を取り戻すための計画」を実行に移したのです。それは……

どうしても許せなかった。初めての家出を決行!

なんとA子さんは、息子を連れて家出をしたのです。
置手紙には「疲れたので家出します。そのうち帰るかもね?」とだけ書きました。
既に実家と義実家には、事情を全て話し、
「一週間くらい家出するけど安全なところにいるから心配しないで。夫から連絡が来ても無視してほしい」
と、夫のことも暴露し根回し済み。

その後はもちろん、夫からの着信が鳴りやみませんでしたが、A子さんは一度も電話に出ませんでした。
せっかくなのでホテルに滞在し、息子と二人で観光を楽しんだり、他県に住む親友家族の家に泊まらせてもらったりと、最高に充実した一週間となりました。

今までは「絶対に離婚しない」と思っていましたが、今の結婚生活をこれからも続けていくのは、きっと自分が壊れてしまうかもしれない。
でも、離婚をして、一人で息子を育てるなんて……。

そんな迷いと葛藤の中、
「いざとなったら、離婚してシングルマザーとして生きていく道もある」

初めてそんな風に心から思えて、なんだかとてもスッキリしたのです。
そうして、初めての家出旅行から帰宅しました。