友人の話です。不安になるとお腹が痛くなる幼い子どもに、あるものを渡していたと言います。その後、高校生になった息子が「あれって何だったの?」と質問。そこで明かした正体に、胸が温かくなったエピソードです。

不安になると、お腹が痛くなる息子

幼い頃の息子は、緊張するとすぐに腹痛をうったえる子でした。「お腹痛い……」と不安そうに寄ってくることが多く、心配で小児科に相談したことがあります。

しかし、診察では「お腹に異常はありません。精神的なものですね」と言われ、どう寄り添えばいいのか悩んでいました。

小さな“きっかけ”が、落ち着かせてくれた

ある時、お腹を押さえ「痛い……」と下を向く子どもに、私はそばにあった小さな白い粒を手渡しました。
「これを口に入れておくと、落ち着くよ」
子どもは不思議そうに首をかしげながら、口に入れました。しばらくすると表情がふんわり和らいだのです。
それ以来、心配な日は、この【安心の粒】が子どもの心のよりどころになりました。

成長とともに減っていった

小学校の高学年になる頃には、お腹を押さえる場面も減り、いつのまにかその存在すら忘れるほど落ち着いていました。

自然と頼らなくなっていく姿に、私も安堵したのでした。

ある日、高校生になった息子がふいに聞いてきました。