夫の愚痴を親身に聞いてくれていたママ友。彼女の本当の狙いを知ったとき、知人は思わずぞっとしてしまいました。知人から聞いたお話を紹介します。

仲の良いママ友

私は小学生の子どもがいる主婦です。
仲の良いママ友にB子という人がいました。

子ども同士が同じクラスのB子とは、月に1回はランチに行くなど親しく付き合っていました。

夫の話ばかり

子どもの運動会に、夫と2人で観戦に行った私。

学校ではB子とそのご主人に遭遇しました。
「うちの夫よ」とB子に紹介した私。B子も「初めまして! いつも仲良くさせてもらっています」
と挨拶してくれました。

後日B子とランチに行った際、話題は夫のことに。
「あなたのご主人っていくつなの?」とB子が聞いてきました。「もうすぐ40歳だよ」と答えた私。
「そうなんだ、じゃあ出身は? 地元?」

その日、B子はいつになく食い気味に夫のことを聞いてきました。それは翌月にランチをしたときも同様。夫の話ばかりになるので、つい釣られるようにして、私からも夫への小さな不満を口にしてしまいました。
「それ最低だね」と共感してくれるB子に、私も愚痴が弾んでしまいました。

ある日B子は、
「そんなにむかつくなら別れちゃえば?」
と言いました。

さらにB子は、
「だってさ、そんなひどいこと言う人と老後まで暮らせる?」「子どもが独立したらそんな夫と2人きりだよ。耐えられないでしょ?」「今のうちに別れて、あなたも仕事を持って自立したら、自由な老後が送れるよ!」
と畳みかけます。親身になって私の将来を案じてくれているような口ぶりに、私もその通りのような気がしてきました。

いつの間にか「本当に別れようかな」と、真剣に考え始めていたのです。