年末年始、実家や義実家への帰省を予定している方も多いのではないでしょうか。久しぶりの再会は楽しみな反面、親戚一同が集まる場での役割分担に、少し気が重くなることもありますよね。今回は、筆者の友人の体験談をご紹介します。

「女は台所」いつまで続くの?

夫の実家では、年末年始に親戚が集まると「男は座敷で酒盛り、女は台所で働き詰め」という慣習が根強く残っています。

女性たちは朝から晩まで料理を作り、片付けをし、ビールが空けば補充。
年越しそばの準備や、買い出しに皿洗い。
座る暇もなく、大忙しです。

一方、男性たちは酔っ払って気が大きくなり、甘えもあるのか、「おい、つまみはまだか」「ビールがないぞ」と王様のような振る舞い。

私たち女性たちの負担は、すでに限界に達していました。
「令和の時代にこれ?」と、心の中で何度問いかけたことでしょうか。

静かなストライキの決行

「もう限界!」
年齢が近い親戚の女性とLINEで愚痴り合っていた時、ひとつのアイデアが浮かびました。
「ねえ、今年の集まり……思い切って『お休み』しない?」

私たちは「誰かが負担を負うのではなく、みんなで楽しむ場にしたい」という思いから、こっそり義母や他の女性陣にも根回しをし、計画を実行に移しました。