幼い頃の対立が、大人になっても形を変えて続いてしまうことってありますよね。特に同性の姉妹だと、比較や嫉妬が絡んで複雑になりがちのようです。今回は、妹との関係に悩んだ経験を持つ友人が、自身の体験談を聞かせてくれました。
妹に疲弊する日々
私の妹は、昔から「お姉ちゃんはいいよね」が口癖でした。
大人になってもその態度は変わらず、私が家を買えば「ローン大変そう」、妊娠すれば「自由がなくて可哀想」と鼻で笑う始末。
会うたびに私の持ち物を値踏みし、マウントを取ってくる妹。
そんな関係に心底疲れてしまい、実家に帰る足も遠のいていました。
それぞれが抱える過去
妹がこんなふうに嫉妬してくる原因は、幼少期にあるのでしょう。
私は親の顔色を伺い「いい子」を演じてきた長女。
対照的に自由奔放な次女の妹は、よく親と衝突していました。
妹には私が「親に媚びて美味しい所を持っていくズルい人間」に見えていたのでしょう。
「私は損、姉は得」という歪んだ被害者意識が、大人になった今も彼女を縛り続けていたのです。