いつも愛犬ポチと散歩するのが日課だった、近所のおじいさん。しかし、ポチが亡くなり、おじいさんの姿をパタリと見かけなくなってしまいました。数カ月後、再び1人で歩き始めたおじいさん。その理由とは……? 友人が、体験談を語ってくれました。
おじいさんと老犬の優しい時間
近所に住むおじいさんの話です。
おじいさんはいつも決まった時間の朝晩、愛犬の柴犬ポチと散歩していました。
私は顔を合わせると「おはようございます」という仲。
以前話したときに、「ポチはもう年寄りだ」と聞きました。高齢な分、ポチは穏やかで、吠えたりはしゃいだりしません。
私は動物が苦手ですが、ポチはかわいいなぁとほのぼの2人の散歩を眺めていました。
1人で歩くおじいさん
それから数カ月、おじいさんが1人でいつもの時間に散歩することが増えました。
私は変わらず「おはようございます」と挨拶を交わしていました。
そしてあるとき「ポチはどうしたんですか?」と聞いてみると、「足腰が弱って、最近はあまり散歩は行きたがらなくて」と教えてくれたのです。
「そうなんだ」と思いつつ、1人で歩くおじいさんの背中に、どこか寂しさを感じていました。