職場の困った人問題、あなたも悩んでいませんか? 当時、新人パートだった筆者が遭遇したのは、販売会から姿を消す“サボり魔”社員。しかし、その被害は私だけではありませんでした。不満を抱えていた仲間たちが協力した結果……? 職場の不正に立ち向かった、スカッと解決エピソードをお届けします。
サボり魔社員と販売会
新人でパートとして入ったばかりの私は、
大手スーパーでの商品販売会で社員のAさんと組むことになりました。
このAさん、実はサボり癖があり、販売会中にいなくなることで有名な人物でした。
先輩たちから「車の中で寝ていた」「パチンコに行っていた」といった噂は何となく聞いていましたが、まさかそれが本当だとは思っていなかった私。
販売開始から30分も経たないうちに、ふと見まわすとAさんの姿は消えていました。
こうなったら、店舗でのお客様やお店の方への営業活動を一人でこなすしかありません。
「そろそろお昼だなあ、お腹がすいたなあ」
と思っていると、行方不明だったAさんがひょっこりと姿を現しました。
「お昼に行ってきていいよ。13時に帰ってきてね」と持ち場をAさんと交代です。
1時間の休憩を終えて戻ると、「じゃ、また出てくる。16時終了ね」
そう言ってAさんはまた消えてしまいました。
結局、ほぼ丸一日私が一人で働いていたことになります。
次々と被害者が現れる
翌日、先輩パートのBさんに相談すると
「またAさん? 私もこの前同じ目に遭ったわよ!」
するとそこにいた他のパートさんたちも次々に「私もです」「私なんて3時間も一人だった」
と、被害体験を語り始めたのです。
驚いたことに、社員Cさんまで
「実は俺もAさんと組んだ時、ほとんど一人でやらされた。報告書には二人でやったことになってるけどね」と打ち明けてきました。
みんな、Aさんのサボり癖に不満を抱えていたのです。