これは筆者自身の体験です。育休中に、近所の知人から突然頼まれたお願いがきっかけで、育休中の過ごし方について改めて考えさせられました。彼女が抱えていた問題と、自分の立場を比べながら、育児と仕事の両立についての誤解を痛感した出来事です。
困ったお願いをされて……
育休中だったある日、近所に住む知人のCさんから突然連絡が来ました。
「今育休中だよね? ちょっとお願いがあるんだけど……」
何かと思えば、Cさんの職場で急ぎの資料作成があるとのこと。彼女も子どもがいるので、家で集中できず困っていたようで、私に「代わりにやってほしい」と頼んできたのです。
しかも、「あなたパソコン得意でしょ? こっちは育児と仕事の両立で大変なの。育休中なら時間あるでしょ?」と、まるで当然のような口ぶり。
確かに私は事務職で、パソコンには慣れていますが、それは職場でやること。家では赤ちゃんの夜泣きや授乳でバタバタし、ようやく寝かしつけて一息つくのが精一杯。
「育休中=暇」だと思われているのが、何よりモヤモヤしました。