これは筆者自身の体験です。児童館で息子が思わぬ行動をし、周りの子どもたちと一悶着が起きてしまいました。初めての子育て経験に戸惑いながらも、周りの大人たちの対応を見て、自分自身の子どもとの接し方を見直すきっかけとなった出来事です。
おもちゃは好き放題使いまくり
児童館に行くと、息子はおもちゃを独り占めするのが常。その日も靴を脱ぐなり「くるまー!」と叫びながら、おもちゃ棚から車を引き抜きプレイマットに並べ始めました。「これ、ぜんぶぼくのレースなんだ!」と嬉しそうに話し、私はベンチに座りながら「そのうち飽きるだろう」とのんびり見守っていました。
勝ち取った車、貸すのは無理?
しかし、しばらくすると年少くらいの男の子が近づき、そっと青い車に手を伸ばしました。その瞬間、息子はその車を抱きしめて「ダメ!! これはぼくの!」と大声で叫び、相手の子は驚いて固まってしまいました。私は焦って立ち上がり、「一つくらい貸してあげなさい!」と、つい強い口調で言ってしまいました。
息子の大泣きと周りの視線
すると、息子は「いやだぁぁぁー!!」と床に寝転がり、手足をバタバタさせながら大泣き。周囲の目線が一気に集まりました。私の顔は真っ赤になり、「またやってしまった……」と、恥ずかしさと情けなさが込み上げてきました。