義母が毎日のように半額惣菜を大量に置いていくので、冷蔵庫はパンパン、買った食材は傷む一方。筆者の友人・由紀さん(仮名)が選んだのは、義母の善意を活かす“ある作戦”でした。
毎日届く“半額の嵐”
義母が惣菜を届けてくれるようになったのは、半年ほど前からのことです。
「由紀ちゃん、これ食べて!」
最初は助かると思いました。
働きながらの子育て、夕飯の支度は正直きつい。
でも、量が想像以上でした。
揚げ物、煮物、サラダ……。
冷蔵庫に10パック以上が並ぶ日もあります。
週末に買い出しした食材は使えず、傷んでいきます。
気付けば、作れるのはお味噌汁くらいです。
由紀さんのため息は、日に日に深くなっていきました。
善意だからこそ言えない
「すごいでしょ、全部半額なのよ!」
義母は本当に嬉しそうでした。 断れば、傷付けてしまう……。
限界を感じた由紀さんは、夫に本音を打ち明けました。
すると、夫から意外な話を聞かされます。
義母は「由紀ちゃんが喜ぶと思って」と、毎日スーパーへ寄っていたそう。
半額シールを見つけると嬉しくなって、ついつい買いすぎてしまう。
「これも、あれも、喜んでくれるかな」そんな気持ちで選んでいたらしいのです。
悪気なんて、まったくないことがわかりました。
でも、このままじゃ冷蔵庫も心も限界です。
叱るのは違う、 義母の楽しみを奪うのも違う。
じゃあ、どうすれば?