公共交通機関では、座席の譲り合いなど、多くのことが乗客一人ひとりのマナーや思いやりに委ねられています。そのため、ときには残念な思いをすることもあります。今回は、筆者が80代後半の祖母の通院に付き添ったとき、電車内で体験した出来事を紹介します。
夕方、祖母を連れて電車に乗車
先日、80代後半の祖母の通院に付き添いました。
祖母は高齢で、揺れる電車内では手すりに掴まっていても転倒のリスクがあったため、電車が混雑するよりも前に帰宅したかったものの、予想以上に混んでいたこともあり、帰りが通学・通勤ラッシュの時間と重なってしまいました。
座席が空いていなかったので、祖母に立っていてもらったのですが、電車が揺れるたびによろけ、転ばないかヒヤヒヤしていました。
乗車から10分ほど経つと、優先席が一つ空きました。「おばあちゃん。あそこに座りな」と、祖母に促しました。祖母が座席に向かってゆっくりと歩いていると、隣にいた中高生の女の子の2人組の1人がするっと座りました。椅子の周辺にいた2~3人の乗客が祖母が椅子のところに行けるように通り道をつくってくれた矢先でした。