筆者の話です。
忙しい日が続いたある時期、手作りと冷凍食品を混ぜて夕飯を作っていました。
その「組み合わせ」が、まさか夫の意外なひと言につながるとは思ってはおらず──
忙しい日が続いたある時期、手作りと冷凍食品を混ぜて夕飯を作っていました。
その「組み合わせ」が、まさか夫の意外なひと言につながるとは思ってはおらず──
負担を減らすための「組み合わせ作戦」
平日の夕方は、時計をちらちら見ながら料理をしていました。
全部を一から作る余裕はなく、手作りのメインに冷凍食品を添えるのが定番に。
味のバランスを考えるだけで精一杯で、キッチンに立つ時間を少しでも短くしたい日も多かったのです。
「今日は揚げ物だから、冷凍春巻きも添えておこう」とお皿に並べました。
少しスペースがあいていて、もの足りない気がしたのです。
さりげない質問のつもりが……
「おいしいね」と夕食を頬張る夫。
その無邪気な笑顔を見た瞬間「今日の煮物かな? それとも揚げ物かな?」と、勝手に答えを予想してしまいました。
いたずら心も混ざって「ねぇ、今日のメニューで何が1番おいしかった?」と聞いてみたのです。
聞いた瞬間、心のどこかで「手作りを選んでほしいな」という期待も少しわいていました。
次の献立づくりのヒントになればいいな、そんな軽い気持ちもあったのです。
夫の「迷いなさすぎるひと言」
返事を待つあいだ、私は胸の奥がそわそわしていました。
その一瞬で、今日の献立のどこが響いたのか想像を巡らせていたほどです。