これは筆者自身の年末の出来事です。毎年の大掃除は、夫はやる気ゼロ、息子は散らかすだけで、結局私が一人で終わらせるのが恒例でした。今年もため息をついていたとき、ふと思いついた「ポイント制作戦」この小さな工夫が、家族に思わぬ変化をもたらしたのです。

我が家の大掃除、毎年一人でイライラ

年末の大掃除が近づくたびに、いつも頭が痛くなっていました。掃除を始めようとしても、夫はテレビを見ながらどこか他人事。「あとでやるよ」と言いながら動かないまま終わるのがお決まりでした。4歳の息子はというと、片付けたそばからおもちゃを広げる“散らかし担当”。結局、私だけが黙々と夜まで掃除をして終わるのが、毎年の恒例行事になっていたのです。今年もまた同じパターンか……とため息をついていたとき、ふとあるアイデアが浮かびました。

思いつきで「ポイント制」にしてみた

「そうだ、ゲームにしてみよう」と思い立ち、私は紙とペンを持って掃除リストを作りました。リビングの拭き掃除は1ポイント、玄関の靴並べは2ポイント、トイレ掃除は3ポイントと、家中のタスクを細かく分けて点数をつけていきました。そしてリストをリビングのよく見える場所に貼り出し、「集めたポイントに応じてプレゼントがあるよ」と家族に宣言。1位には“家族で焼肉ディナー券”、息子にはポイント数に応じて小さなお菓子やシールを用意しました。ですが、夫は渋い顔をしていたので「どうせ誰も乗ってこないかも」と半分あきらめ気味のスタートでした。