エレベーターがない階段でベビーカーを持って困っている母子に遭遇したら、「何か手伝ってあげたい」と感じる人は多いのではないでしょうか。これは筆者の知人が親切心で手を差し伸べた結果の、まさかの一言に言葉を失った話です。
困っている母子を助けた結果
夫と子どもの3人で出かけたときのことです。1人の若いママさんが抱っこ紐に赤ちゃんを抱っこしながら、2歳くらいの上の子の手をつなぎ、駅の階段をベビーカーを持って上がろうとしていました。
最寄りの小さな駅にはエレベーターがなく、階段しかないのです。同じ子どもを持つママとしてその大変さは言うまでもなくわかります。
私はすぐに夫に手伝ってあげてと頼みました。夫もそのつもりで「よかったらベビーカーお持ちしますよ」と声をかけたのです。
俺の女に何か!? というまさかの返答
すると、どこからともなく出てきた男性が「俺の女に何か?」と、敵意むき出しに割って入ってきたのです。
夫は一瞬何のことがわからず戸惑っていました。その男性はもう一度「俺の女なんだけど」と夫をにらみながら、ママさんに「もたもたするな」と言い捨ててその場を去って行ったのです。
ママさんが「すみません、夫です」と慌ててベビーカーを抱えてその男性に付いていくのを見てはじめて状況が吞み込めました。
男性はママさんの夫で、子どもの父親だったのです。