知人から聞いたお話です。結婚の挨拶に行ったとき、義両親のとある言動がひっかかった知人。その後、はっきりと聞くことになった義両親の“本音”に知人は悲しい思いをしました。
職場結婚した私
私は夫と2人暮らしです。
夫とは前の職場で出会い、お付き合いを始めてそのまま結婚。
今は別々の職場で働いていますが、お互い正社員で日々仕事を頑張っています。
その夫との結婚を決め、夫の実家に挨拶に行ったときのことです。
「本当にいいの?」
夫の実家は立派な造りの一軒家でした。
舅と姑は、少し厳しそうな顔つきの人たち。
私が挨拶を済ませると、姑は早々に「どこの大学を出てらっしゃるの?」と聞いてきました。
続けて姑は、「知ってるとは思うけど、うちの息子は〇〇大学(某有名私立大学)の出身なの。あなたは?」と言いました。
夫がその有名大学出身だったことは知っていました。一方私は地元の私立大学の出身。なんだか言い出しづらい空気は感じたものの、「〇〇大学という地元の大学です」と答えた私。
それを聞いた姑は、あからさまに顔をしかめました。それと同時にため息をつく舅。
姑は自分の息子のほうを向くと、「本当にいいのね?」と念を押すように聞きました。
夫はそんな両親の態度が気に障ったのか、イラついた素振りを見せました。そして、「俺が選んだ人だ。色々言われたくない」と言ったのですが、舅と姑は何やら言いたげに顔を見合わせていました。
親戚の集まりで
義両親の態度は少しひっかかったものの、2人は後日行われた結婚式には何も言わず出席してくれました。
そして、結婚後初めてのお正月で、義実家に親戚一同が集まったときのことです。