筆者の話です。
久しぶりに実家へ帰ると、かつて自分の部屋だった場所は、すでに「物置部屋」に変わっていました。荷物をどかして寝るスペースをつくるところから始まる帰省。
家族の生活が進むのはわかるけれど、胸がぎゅっとなる瞬間があります。
久しぶりに実家へ帰ると、かつて自分の部屋だった場所は、すでに「物置部屋」に変わっていました。荷物をどかして寝るスペースをつくるところから始まる帰省。
家族の生活が進むのはわかるけれど、胸がぎゅっとなる瞬間があります。
実家に帰省、なのに「どこで寝よう?」から
久しぶりの帰省。玄関を開けて「ただいま」と言いながらも、心の中ではすでに考えていました。
「今日、どこで寝よう……?」
自分の部屋だった場所へ向かうと、段ボールや衣類、季節家電が積み上がった「物置空間」
「ここ、私の部屋だったよね」と、懐かしさと違和感が同時にわいてきます。
荷物と格闘、ゲストより切ないポジション
キャリーバッグを置く場所もなく、まずは荷物の移動から。
椅子の上の段ボールをどかし、片隅に布団をひっぱり出して、寝るスペースを確保。
言葉にしないけれど、自分の「帰る場所」が、いつの間にか「空きスペースに滞在させてもらう場所」になっていました。
家族は悪気ゼロ。
「ここ、もう私の部屋じゃないんだ」と気づいたとき、空気が少し遠のいた気がしました。