これは、筆者が実際に体験した話です。
まだうまくおしゃべりができない2歳の娘。公園で「てっち! てっち!」と何かを必死に訴えてきます。適当に聞き流していた私に、娘がまさかのブチギレ!? 娘が伝えたかったコトバの真相と、可愛すぎる成長の瞬間とは……?
まだうまくおしゃべりができない2歳の娘。公園で「てっち! てっち!」と何かを必死に訴えてきます。適当に聞き流していた私に、娘がまさかのブチギレ!? 娘が伝えたかったコトバの真相と、可愛すぎる成長の瞬間とは……?
娘の謎語録「てっち!」の嵐
2歳になったばかりの娘は、まだおしゃべりがうまくできません。単語はいくつか出てくるものの、多くは「宇宙語」のようで、親の私でさえ解読できないこともしばしば……。ある秋の午後、娘と2人で近所の公園へ行きました。ベンチに座って、少し冷たくなってきた風を感じながら「気持ちいいねえ」なんて話しかけていた時のことです。
娘が突然、私に向かって「ママ! てっち! てっち!」と言い始めました。
「てっち?」聞き慣れない言葉に首を傾げつつも、私は「うんうん、てっちね」とニコニコしながら相槌を打ちました。この時期の子ども特有の、可愛い言い間違いか何かだろうと、正直なところ、話半分で聞いていたのです。
『ママ! てっち!』ついに娘がブチギレ!?
しかし、娘は納得がいかない様子。「てっち! ママ! てっち!」と、先ほどよりも強い口調で繰り返します。私は「はいはい、てっちね」「てっち、あったね」と、適当な返事を続けてしまいました。それが娘の逆鱗に触れたようです……。「てっち! ママ! てっちーー!!」
娘は次第に顔を真っ赤にして怒り出し、ついには足をジタバタ! 「なんで分かってくれないの!」と言わんばかりの剣幕です。「え、え、なに!? どうしたの?」
突然のブチギレに、私はすっかり焦ってしまいました。「おやつ食べる?」「お茶飲む?」「もう帰る?」と色々聞いてみますが、娘は「ちがう! てっち!」と泣き出す始末。何のことか分からず、私も「もう、なんなのよ!」と困惑し始めてしまいました。