夫の「うちの親はやらない」発言で覚醒! モヤモヤの正体は……
この出来事をきっかけに、親に対して「アレ?」と思うことが増えてきたのです。今までの「当たり前」が、実は「異常」だったのでは? と思い、ある日思い切って夫に「ねぇ、うちの親のこれっておかしいかな?」と、過去の金銭のやり取りに関する出来事を打ち明けてみました。
すると夫は困ったように笑いながら、「まぁ、うちの親はやらないよね……」とポツリ。その一言で、長年のモヤモヤが一気に晴れた気がしました。そうだ、おかしいのは私じゃなくて母(の金銭感覚)だったんだ! と。
「親との違和感」に気づいて終わりじゃない! 笑い話に変えた私の「親離れ」術
それから、積もり積もった違和感を客観視できるようになりました。今では実家訪問を減らして、母とは適度な距離をキープしつつ、言いたいことはハッキリ(たまにオブラートに包みつつ)言える関係に。あの「光熱費五千円事件」も、今では夫と「うちの母、すごくない?」なんて笑い話にできています。
「毒親かも?」と気づいた時はどん底でしたが、そこからが本当の親離れ・子離れのスタートだったのかもしれません。違和感に蓋をせず、自分を大切にすることが、一番の解決策なんだと感じました。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2014年1月 】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:日向みなみ
出産を機に、子どもとの時間を最優先できる働き方を模索し、未経験からWebライターの世界へ。ライター歴10年の現在は、オンライン秘書としても活動の幅を広げている。自身の経験を元に、子育てや仕事に奮闘する中で生まれる日々の「あるある」や「モヤモヤ」をテーマに、読者のみなさんと一緒に笑って乗り越えるよう、前向きな気持ちになれるコラムを執筆中。