大切な友人に何かおめでたいことがあれば、心からのお祝いの言葉を伝えたいものですよね。しかし、自分以外の幸福を素直に喜べない人もいるようです。今回は、筆者の友人が実際に体験したエピソードをご紹介します。
久しぶりの再会
先日、学生時代からの親しい友人A子と、久しぶりに会ったときのことです。
お互いに忙しく、会うのは数年ぶり。
それでも、どうしても会って伝えたいことがありました。
半年後に結婚することが決まり、それをA子に直接報告したかったのです。
「実はね、結婚することになったんだ」
ところが、私がそう言った瞬間、A子は私の顔から髪、服装まで、まるで値踏みするかのような視線を向けてきました。
まさかの「劣化」発言
その直後、A子の口から出た言葉は、私の耳を疑うものでした。
「え、大丈夫? なんか老けて劣化してない? ていうか、服もちょっとおかしいよね(笑)」
一瞬、私の頭は真っ白に。
結婚を報告して、まさか開口一番に「劣化した」だの「服がおかしい」だの言われるなんて、夢にも思いませんでした。
もちろん、祝福の言葉を強要するわけではありませんが、常識的に考えて、せめて「おめでとう」の一言くらい、あってもいいのではないでしょうか……。
私は笑顔を貼り付けて「え、そうかな? 最近忙しかったからかも」と答えながら、心の中では「どうしてそんなことを言うんだろう」と、戸惑いでいっぱいでした。