体調を崩し、実家で数日間お世話になることになった筆者。すると母は、実家にいた頃と変わらない方法で看病をしてくれて──。
戻れる場所があることに感謝したエピソードをご紹介します。
戻れる場所があることに感謝したエピソードをご紹介します。
体調を崩し、実家で療養することに
ある時私は体調を崩し、小学生の子どもたちにうつすといけないからと、実家で看病してもらっていました。
薬を飲んで症状は落ち着いてきたものの、目まぐるしいほど忙しい子育ての世界に戻れるほどは回復しておらず、もうしばらく療養することに。夫に子どもたちの面倒を託し、私は実家で数日間過ごさせてもらうことになりました。
実家にいた頃と変わらない「療養方法」
私は、実家にある自分の部屋のベッドに横になり、天井を見ていました。
開いた窓から入ってくる風を感じ、子どもたちの声が聞こえない静かな空間は久しぶりで、学生時代に戻ったかのような感覚でした。
するとコンコンとノックがあり、母がみかんゼリーを持ってきてくれました。
このゼリーは昔から私が風邪をひくと、いつも母が用意してくれていた大好物。冷えたゼリーが病み上がりの身体に効きました。
戻れる場所があることに感謝
実家を出てから何年も経っていますが、当時と変わらない「療養アイテム」をくれる母の温かさが心に染みました。
体調は崩すものではありませんが、安心して療養できる場所があることに、感謝した出来事です。
もちろん、数日間子どもたちの面倒を見ていてくれていた夫にも、大感謝です。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。
特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。