これは筆者自身の体験です。息子が2歳の時、引っ越してきた新しい家での生活が始まりました。慣れない育児に追われる中、ご近所の方々が親切に声をかけてくれ、お隣のMさんが手料理を差し入れてくれることにも感謝していました。しかし、息子の味覚に合わず、少し戸惑うこともあったのです。そんな中で、相手の心遣いを素直に受け入れる大切さに気づかされました。
お隣さんの差し入れ
私が今の家に引っ越してきたのは、息子が2歳になったばかりの頃でした。慣れない育児に追われる中、近所の方々が気さくに声をかけてくれるのは本当にありがたく、特にお隣の奥さん・Mさん(60代)の心遣いに助けられていました。Mさんは「子育て大変でしょ?」と、何度も手料理を差し入れてくれました。
「煮込みハンバーグ作ったから、よかったら」
「唐揚げたくさん揚げすぎちゃって」
「息子ちゃんにも食べさせてね〜!」
Mさんの料理は、どれも温かく美味しくて、夫婦ともにとても嬉しかったのですが、ひとつだけ気になることがありました。それは、料理の味が少し濃いことです。例えば、煮込みハンバーグには甘辛いソースがたっぷり絡んでいて、大人には本当に美味しく、ご飯が進む味でした。しかし、息子には少し濃すぎるかなと思うことがありました。唐揚げもニンニクや醤油がしっかり効いていて、大人向けの味付けでした。
とはいえ、Mさんが心を込めて作ってくれた料理を無下にするわけにはいきません。私と夫は、感謝の気持ちを込めていただき、「息子が喜んでいました」とフォローしながら食べていました。