折り合いの悪い義母と同居する友人。ある日、義母がお墓参りの際に見慣れない花が供えられていたことに文句を言い、「気味悪い!」と怒鳴り散らします。静まり返る家族を前に、友人がスカッと反撃して……。友人が体験談を語ってくれました。
同居の義母が「気味悪い!」と大激怒
私は義父母と同居しています。
もともと気難しい義母とは折り合いが悪く、日々小さな嫌味を投げられる生活です。
先日も、夕食後に義母が大きな声をあげました。
「この前お墓参りに行ったらね、花が供えてあったんだよ! 誰がやったんだ、あれ! 気味悪いなあ!」
まるで不審者でも現れたかのような剣幕に、部屋の空気が凍りつきました。
義父は新聞をめくるふりをし、夫は下を向いて黙り込んでいました。
「それ、私です」と告げて
義母は、
「お盆でもお彼岸でもないのに勝手にそんなことされて……。ねぇ、誰なんだか? 気味が悪いったらないわ」と続ける。
私は思わず口を開きました。
「あ、それ、私です」
一瞬で居間が静まり返りました。
「えぇ?」と声を漏らす義母に、私はにこやかに言いました。
「この前近くに行く用事があったもので。せっかくなのでお墓参りしたんです。いけなかったですか?」