今回は筆者の知人、A子さんのエピソードをご紹介します。
子どもの頃、週末のお出かけ先は決まってカラオケ
私は小学生の頃、週末は家族でよくカラオケに行っていました。
当時流行っていた子ども向けソングから、両親が好きな曲、祖父母が好きな曲まで、聴いたり歌ったりしていました。
私が歌うときは、両親や祖父母から
「もっとお腹に力を入れて!」
「ここは気持ちを込めて!」
とアドバイスが入ることもしばしば。
「自由に歌わせてくれてもいいのに」と思うこともありましたが、あまりにも熱い指導だったので、私もそれに応えようと一生懸命歌っていました。
中学に上がると頻度は減りましたが、旅行の際は、夜になると必ずと言っていいほどカラオケ大会を開催していました。
社会人になって、カラオケ特訓に感謝したワケ
社会人になり配属された部署では、取引先や会社の先輩・同僚との飲み会が多くあり、二次会はカラオケに行くのがお決まりのパターンでした。
カラオケでは、私が老若男女の曲に詳しいことに驚いてもらえました。
また、曲のセレクトが「その場にいるメンバー皆が程よく盛り上がれる」との理由で、一曲目を担当させてもらえる機会もありました。
特訓から得たこと
仕事はまだまだ若手でも、"カラオケが得意な人"と名前を覚えていただけたり、そこから人脈が広がったりと、良い人間関係を築くきっかけになったと思っています。
カラオケを猛特訓してくれた家族に、今では感謝しています。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。
特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。